07th expantion様の同人ソフト『ひぐらしのなく頃に』『うみねこのなく頃に』のオリジナルスクリプトを作るためのNScripter講座。
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× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 『うみねこのなく頃に(以下うみねこ)』の二次創作などでたまに『オリスク』『オリジナルスクリプト』と言う言葉が出てきます。 『うみねこのなく頃に』はNScripterと言うソフトで作られています。 わかりやすく演劇で例えると 『NScripter本体』 → 照明・音響などの舞台装置 と言った役割をもちます。 ここで、『うみねこ』がインストールされているフォルダを開いてみましょう。 『うみねこのなく頃に.exe』 → 『NScripter本体』 にあたります。 このうちの『台本』にあたる『nscript.dat』を自分で書いたスクリプトと置き換えてしまえば、『うみねこ』のキャラは自分の思うとおりの演技をしてくれる。 これからこの講座にて、『うみねこオリスク』の作り方を解説していこうと思います。あくまでも主眼はオリスクの作り方なので、できるだけ簡潔に解説します。 PR さて、始める前にいくつかダウンロードしておきたいソフトがあります。 ・ダウンロード方法 - Takahashi's Web - 様(http://www.nscripter.com/)
・ダウンロード方法・使い方 1.susieの部屋 様(http://www.digitalpad.co.jp/~takechin/) のsusie/Lhasaのダウンロードから最新版のsusieをダウンロードする。 2.同じ場所にあるJPEG plug-in をダウンロードし、その中のifjpeg.spiをsusieのフォルダ内にコピーする。 3.Simple is Best! 様(http://elku.at.infoseek.co.jp/main.html)の物置よりNScripter Archive Susie Plug-inをダウンロードし、axnsa.spiをsusieのフォルダにコピーする。 4.susieにarc.exeをドラッグ&ドロップする。
・ダウンロード方法 詳しい使い方はそれぞれのreadmeを読んでください。
・ダウンロード方法
・ダウンロード方法
さて、序章でも述べましたが、これはあくまでもオリスクを作るための講座です。 ショートカットのためのスターターキットを作りました。 NScripterは起動すると00.txtから99.txtを順番に読み込んでいきます。 さて、普通のNScripter講座なら、ここで定義ブロックと実行ブロックなどの説明を始めるところですが、ここではそれをいたしません。 今、大事なものは20.txtです。 動かすためには、いくつか作業が必要です。 まずはNScripter本体。 次に絵素材。 これらの準備が終わったらnscr.exeをダブルクリックしてNScripterを起動しましょう。
嘉音君のオリスク講座は見ていただけましたか?
講座で嘉音君が説明したように、サウンドノベルを作る際に必要なことは、 立ち絵の表示 背景の表示 BGMの演奏 効果音の再生 この4つさえできればショートストーリーをサウンドノベルにすることができます。 では、さくさく説明していきます。 ○立ち絵の表示 命令 ld ld 立ち位置,"ファイル名",エフェクト番号 使用例 ld c,"bmp\tati\kan\1\kan_defa1.bmp",22 立ち位置の指定は”c”(真ん中) ”l”(左) ”r”(右)の三種類から。 エフェクト番号は基本的に00.txt中にて定義されているものを使う。 始めは立ち絵の表示に22番。表情の変化に80番と覚えておけばだいたい対応できます。 ちなみに、00.txt中のエフェクトの定義は実際にうみねこのスクリプトからいただいちゃってます。 ○立ち絵の消去 命令 cd cd 立ち位置,エフェクト番号 使用例 cd c,22 立ち位置、エフェクト番号の説明は立ち絵の表示を参照のこと。 なお、立ち位置で”a”を指定するとその時表示されている全ての立ち絵が消えます。 ○背景の表示 命令 bg bg "ファイル名",エフェクト番号 使用例 bg "bmp\background\garden\garden_1c.jpg",22 ファイル名の代わりにblack(この時""はいらない)と指定すると画面が黒一色になります。 whiteでも同様。 背景を消す命令はありませんので、上記のように黒や白で塗りつぶすことになります。また、この命令を使うと立ち絵は全て消されます。 ご注意を。 ○BGMの演奏 命令 BGM BGM "ファイル名" 使用例 bgm "bgm\オルガン小曲_第6億番_ハ短調.ogg" うみねこはEP2からBGMがogg形式になりました。 NScripterでは再生にnsogg.dllが必要になりますのでnscr.exeと一緒に入れておくのを忘れずに。 ○BGMの停止 命令 stop 使用例 stop この命令のあるところで音楽が止まります。そのまんま。 ○効果音の再生 命令 dwave dwave チャンネル番号,"ファイル名" 使用例 dwave 1,"se\バリア展開_03.wav" チャンネル番号とは、同時に複数の効果音を鳴らすときに区別をつけるものです。 わからなかったら基本1を使っていればOK。 同時に複数の効果音を鳴らしたいときは2,3とふっていけばいいでしょう。 チャンネル番号は0~49まで。ただし、0はボイス専用と言うルールがあるようです。 以上で基本は終わりです。 後はスターターキットの20.txtとあなたのスクリプトを差し替えればあなたのオリスクができるでしょう。
コマンド6個説明してはいお終いってのもなんですので、覚えておくと便利な用語・コマンドを簡単に説明しておきます。
ただし、詳しい使い方はNScripter付属の説明書や、他のサイトさんなどで調べてください。 わからなくても、そう言うものだとスルーするのがポイント。 後できっとわかる。 ■■■ 用語 ■■■ ○定義部 お話の全体に渡る設定を定義する部分。 ここで、エフェクト番号とか右クリックの内容とかお話に直では関係のないことを設定しておく。 このスターターキットで言うと00.txtの*defineから10.txtのgameまで。 ○実行部 お話本体。 ここで、お話とか立ち絵とか音楽の演奏のコマンドを打ち込んでいく。 スターターキットで言うと10.txtの*startから。 ○ラベル *で始まるしおりのようなもの。 後で説明するgotoなどの~へ行きなさいというような命令の時にこのラベルを指定する。スターターキットでは70.txtに*endと言うラベルが書いてある。 ■■■ 命令 ■■■ ○一定時間待機 命令 !w もしくは !d !w 待機時間(ミリ秒) 使用例 !w 1000 !wと!dの違いはクリックで飛ばせるか飛ばせないか。 !wだと強制的に待機ですが、!dだとクリックで飛ばせます。 !wが多いとテンポが悪くなるときがあるので注意。 ○クリック待ち 命令 @ このスターターキットでは !?」。) の後にクリック待ちが入るようになっています。 それ以外の場所でクリック待ちを入れたい時は@を入れてください。 例えば…の後とか。 ○クリック待ち無視。 命令 _ (アンダーバー) 先ほどの@とは逆にクリック待ちを無視する命令です。 !?」。)の後に入れましょう。 ○~へ行きなさい 命令 goto goto *ラベル名 使用例 goto *end あらかじめ設定しておいたラベルへ移動する。 ○~へ行って戻ってきなさい 命令 gosub return gosub *ラベル名 *ラベル先 return 使用例 「なんでやねん!」 gosub *fongusya 「それはないやろ!」 gosub *fongsya 「もうやっとられんわ!」 gosub *fongsya *fongusya dwave 1,"se\フォン.wav" !w300 dwave 2,"グシャ.wav" !w300 dwave 1,"se\フォン.wav" !w300 dwave 2,"グシャ.wav" !w300 return 使ってみると結構便利な命令です。 gotoと似ていますが、こちらは行った先からreturnで帰ってくる命令。 使用例は、あえてひぐらしを出しますが、レナが突っ込みで鉈で”フォングシャ”と殴るのを多発すると言うオリスクを作るとします。 そのような時、この命令であらかじめよく使う”フォングシャ”の効果音を一度書いておいて、必要なときにそこに飛ばして戻ってくると言うことができます。 このページは後日追加するかもです。 |
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